HOME > サービス・料金 > 薬剤散布をしないシロアリ駆除、ベイト工法とは
薬剤散布をしないシロアリ駆除、ベイト工法とは
シロアリ駆除というと「薬剤散布」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
最近では、薬をまかずにシロアリを駆除する「ベイト工法」という方法が注目されていたり、
新築時の基礎工事の際に家の基礎に沿ってパイプを設置し、薬剤を5年サイクルで継続的に注入し続ける最新式のシロアリ対策「タームガード」が注目を集めています。
薬をまかずにどうやって駆除する?
シロアリは、良い餌(エサ)場を見つけると仲間を呼び集め、巣に持ち帰る習性を持っています。
この習性を利用し、薬剤であるベイト剤(食毒剤)を巣まで運ばせ、薬が蔓延することにより、巣ごと壊滅させるのです。
ベイト工法と薬剤散布の駆除イメージの比較

ベイト工法と薬剤散布の特徴の違い
駆除方法 | ベイト工法 | 薬剤散布 |
---|---|---|
効果のスピード | 約2〜3ヶ月(※) ※巣の根絶が目的のため、餌の薬剤が仲間のシロアリに渡る前に、死んでしまわないように、ゆっくりと効かせるためです。 |
2〜3日 |
効果の持続時間 | 外周ステーションを設置し 管理している期間 (維持管理型防除) |
5年間 (日本国内で使用が許可されている薬剤の効果期間です) |
居住者や動物への影響 | 家の周辺に薬剤の入った容器を埋め込むため、子どもや犬などのペットが直接触れることはないので、安心です。 | 無臭で揮発性がなく、シロアリ駆除薬剤の中で、1位2位を争う安全性の高い薬剤を使用なので、工事後も普段通りに過ごせます。 |
費用 | 薬剤散布に比べてたら若干高くなります。 | 1m2あたりの価格 1,970円〜 |
集合住宅(アパートなど)や老健施設など、床下に潜れない構造やアレルギーが気になる方が入居していたり、出入りする人が多い建物には、ベイト工法をおすすめしています。
ご興味のある方は、お気軽にご相談ください。

一生涯利用できる新しいシロアリ対策「タームガード」
ベイト工法や薬剤散布式の工法は建物が建ってからのシロアリ対策として有効ですが、これから新築予定の方であれば、最新式のシロアリ対策「タームガード」をお勧めします。
新築時の基礎工事の際に、家の基礎に沿ってパイプを設置し、薬剤を5年サイクルで継続的に注入することで、シロアリを確実に防除します。
空気中に揮散しない薬剤を使用するため、薬剤臭の心配もなく、また専用の注入口から専用のポンプを使用してパイプ内部に薬剤を注入していくため小さなお子様がいる家庭でも安心してご利用いただけます。
また、従来の床下への薬剤散布をする必要がないため、作業内容が施主様の目に見えるなど画期的で現在注目されている新工法です。
(シロアリ被害が膨大なオーストラリアで1987年から利用されており、一生涯シロアリを駆除し続ける効果と高い安全性が認められ、現在までに15万棟以上の実績がある工法です)
タームガードの駆除イメージ

シロアリは、良い餌(エサ)場を見つけると仲間を呼び集め、巣に持ち帰る習性を持っています。
この習性を利用し、防蟻薬剤で処理された土壌を巣まで運ばせ、薬が蔓延することにより、巣ごと壊滅させるのです。
タームガードの設置イメージ

新築時の基礎工事の際に(基礎型枠取り外し時)にパイプを基礎に沿って配置する作業を行います。その後、竣工前に防蟻薬剤を注入するだけの作業です。薬剤の効力持続期間である5年毎に繰り返し実施する防蟻再施工は、建物外部の地表面に設置した注入口から薬剤を注入します。パイプには20cm間隔で2個ずつ小穴が開いており、この小穴から薬剤が噴出し、土中に薬剤が散布される仕組みとなっています。
設置の様子
-
基礎の周りに設置用の穴を掘っていきます。
-
基礎の形状に合わせて、専用の接着剤を利用し、パイプを組み立てていきます。
-
組み立てたパイプに、専用のパイプカバーを設置。パイプの目詰まりを防ぎます。
-
基礎に沿って、基礎の下端付近にパイプを設置します。
-
注入口を組み立てて、注入口ボックスを仮設置します。
-
地表面に設置された注入口から、シロアリ防除剤を注入します。
-
注入後、専用のドライバーでしっかりとフタを取り付けます。薬剤に触れる心配もありません。